「改正著作権法第35条運用指針(令和3(2021)年度版)」の初等中等教育における特別活動に関する追補版を公表

2021年11月9日

教育関係者、有識者、権利者で構成する「著作物の教育利用に関する関係者フォーラム」(以下「当フォーラム」といいます。)は、このほど、授業を目的とする著作物利用に関するガイドラインにあたる「改正著作権法第35条運用指針(令和3(2021)年度版)」の初等中等教育における特別活動に関する追補版を決定しましたので公表いたします。
当フォーラムでは、2020年12月、改正著作権法第35条の運用上の説明をとりまとめた「改正著作権法第35条運用指針(令和3(2021)年度版)」を決定し、公表いたしました。その後、授業目的公衆送信補償金制度が、2021年4月より本格実施されたことはみなさまご承知のとおりです。
今回の追補版につきましては、その後の本制度の運用の過程で、引き続き新型コロナウィルスの感染防止対策が求められる中、初等中等教育における運動会、文化祭等の特別活動(学校行事等)においてオンラインを活用したい、との問い合せが、利用者(教育機関設置者や学校)から多く寄せられたことに対応するものです。
今後の授業目的での著作物の利用に際しては運用指針(令和3年度版)と合わせ、本追補版もご参照くださるようお願いします。
なお、本追補版は、運用指針(令和3年度版)と同様、教育関係者、有識者、権利者が参加するフォーラムでの意見交換、協議の中で、改正著作権法第35条を運用する際に使用する用語の定義等に関して、現時点で引き続き検討が必要な事項を含め共通認識が得られた部分を公表するためのもので、内容については、定期的に見直すことにしています。
当フォーラムは今後も運用指針の検討を継続し、共通認識が得られた運用上の事項については、運用指針の改訂版、又は追補版として公表していく所存です。

「改正著作権法第35条運用指針(令和3(2021)年度版)」初等中等教育における特別活動に関する追補版